日本ファルコムの代表作のひとつは「軌跡シリーズ」ですよね!
私は軌跡シリーズを初めてプレイしてからかれこれ10年くらい経つほどの軌跡シリーズの大ファンです。
全作プレイしている私が「閃光の軌跡Ⅳ」総プレイ時間130時間のレビューをさせていただきます!ネタバレがありますので、まだクリアしていない方は絶対に読まないでくださいね!
閃の軌跡Ⅳゲーム情報
タイトル | 英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA- |
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ジャンル | ストーリーRPG |
発売日 | 2018927 |
価格 | 通常版:7,800円 +税 永久保存版:11,800円 +税 DL通常版:7,200円 (税込) デジタルデラックス版:10,800円 (税込) |
良かったところ
仲間との絆がアツい!
リィンと仲間との絆はかなりアツかったです。特に地精の本拠地にとらわれていたリィンを仲間全員で取り返しに行く瞬間は感動もの。
ちょっとくさいセリフも私は好きです。
空~閃の軌跡のひとつの区切り
閃光の軌跡Ⅳはこれまでに発売されていた空~閃の軌跡シリーズの区切りとなる内容でした。
- 空の軌跡
- 零/碧の軌跡
- 閃の軌跡
これまで発売されてきた軌跡シリーズのキャラクターが集結し、空~閃の軌跡までの帝国に関する伏線を回収した感じです。
全作プレイしているとトゥルーエンドにはかなりこみ上げるものがあります。逆に前作を未プレイの人には物足りない作品だったのではないでしょうか。
ただし、結社の謎については深まるばかり…。結局「盟主」が誰なのか、真の目的は何なのか…、ゼムリア大陸以外も他の世界がある?など、謎はまだまだ残されたまま。
空の軌跡からずっと存在する「結社」、結社の執行者や使徒と仲間になるにもかかわらず明確なことは分かりませんでした。
今後の作品に期待です。
サブキャラが良い仕事をしすぎ
空の軌跡で愛されていた「ギルバート」が大活躍?!相変わらずのへっぽこ具合を見せてくれてテンションアガット!
そして軌跡シリーズのサブキャラ中のサブキャラ、「アントン」さんが閃の軌跡Ⅳでシャロンと良い感じに。空の軌跡から出ていたキャラだっただけにキャラの位置づけ的にかなり出世して感慨深かったです。
悪かったところ
キャラクターが多すぎる
閃の軌跡は新旧Ⅶ組のキャラクターが登場するのでキャラクターが多すぎるんですよね。おまけに前作のキャラクターも使用できます。
キャラクターが多すぎなことによって
- 1人1人のエピソードが弱い
- イベント中のグラフィック動作が重い
- 装備が大変
- テンポが悪い
と悪い部分が目立ってしまいました。
恋愛要素はちょっと無理がある
軌跡シリーズは「仲間との絆」を大切にするゲームなんですよね。そこには友情・仲間以外にも恋愛要素が入ってきますが、閃の軌跡Ⅳは結構無理のある設定では?と思いました。
閃の軌跡は4部作なだけあって、女性キャラクターも多いです。そして誰と仲良くなるかは、複数人から主人公リィンが選べるわけです。
ここで軌跡シリーズのカップリングをおさらいしてみましょう。
ヨシュア | エステル |
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アガット | ティータ |
オリビエ | シェラザード |
ロイド | エリィ・ティオ・リーシャ・ノエル |
ランディ | ミレイユ |
リィン | アリサ・フィー・ラウラ・エマ・サラ・ユウナ・アルティナ・ミュゼ・エリゼ・アルフィン・トワ |
ユーシス | ミリアム |
リィンだけ明らかに人数がおかしい…!
旧Ⅶ組(閃Ⅰ/Ⅱ)の女性キャラとⅣで良い感じになるんですけど、間にⅢが入って少し距離感が出てからのⅣの恋愛イベントですから違和感がありました。
恋愛イベント前にセーブ&ロードで全ての恋愛イベントを観たのですが、繰り返し見るうちに女の敵に見えてきました。さすがにこのキャラとは無理があるのでは…というのがちらほら。
しかもリィンから女の子を誘っておいてやっぱやーめた!も出来るところに悪意を感じます。
リィンはたしかに性格も良くてかっこいいものの、新旧Ⅶ組のミリアム以外の女性がリィンを好きなのはさすがに無理があるのでは。
ギャルゲ路線はやめて王道RPGならではのストーリーを頑張って欲しい。
共和国側の指揮をカシウスが取るの?
呪いの影響で進む帝国側の「大地の竜作戦」と、戦争によって呪いを食い止めるミュゼ発案の「千の陽炎作戦」が対立し、リベール王国のカシウスが指揮を執ることになります。
だけど、表向きでは「帝国 vs 共和国」の戦争のはず。リベール王国のカシウスが表だって指揮を執るのは違和感がありました。
民衆はどう思うか。。
バッドエンドを先に必ず見る必要がある
どうせならオズボーンとの闘いが終わってからの熱い状態でトゥルーエンドを観たかったのですが、バッドエンド(ノーマルエンド)を先に観ないといけないんですよね。。
バッドエンドが終わってから「トゥルーエンドもあるで!」みたいな分岐点が登場し、ラスボス2回戦目。(スキップできるけど)
2回目は熱が冷めますって。
次回作の舞台を予想
帝国編が完結した次の舞台はどこだ!
- レミフェリア公国
- カルバード共和国
- アルテリア法国
あたりを予想します。
軌跡シリーズの舞台であるゼムリア大陸で一番大きい「帝国」での事件が解決したので、そろそろ教会側が出て来てもおかしくないのでは。教会側もなにやら忙しそうでしたし、動きが気になるところ。
また、結社の執行者No.Ⅰ«劫炎»マクバーンが異世界から来たことが判明しました。教会側は何かを掴んでいるような気がします。
最後に
軌跡シリーズはストーリーが作り込まれていて王道RPGとして戦えるので、無理にギャルゲ要素を入れなくてもいいのではと思いました。
- ギャルゲ要素
- 大勢のメインキャラクター
で作品の評価が落ちてしまったことは否めません。
とはいうものの、軌跡シリーズの全体を通してのストーリーは気になるので次作に期待です。