何度も小説を読み直し、アニメを見返したのは初めてでした。アニメの最終回が本当に最高すぎて涙で前が見えません。感動の嵐です。
86-エイティシックス-ほどボーイミーツガールに命をかけている作品は他にないでしょう…!
ラスト5分間の演出はとくに神がかっていました。
原作を最新刊まで読了している私が最終回の感想を語ります。
最終回のアニメオリジナル要素
エイティシックスにはアニメオリジナルがゴリゴリに入っているのですが、原作を最大限リスペクトしているため、より感動できる方向に進んでいるのです。
原作派も大満足のアニメ最終回でした。
嬉しそうに駆け出すシン
シンのお供であるファイドには小さいシンの記録があります。(10巻より)
「ピッ!」
「そう見えるか」
ファイドには、レーナとの再会に向かうシンが小さい頃に嬉しそうに駆け出していく姿と重なったのでしょう。シンを見守ってきた視聴者の涙腺ゆるゆる。
再会してレーナが名前を呼ぶシーン
共和国でスピアヘッド戦隊の指揮官をしていた頃のレーナとエイティシックスたちはお互いに名前で呼ぶことはありませんでした。
迫害する側
迫害される側
うち解けあってきてはいたものの、「同じ立場ではない」から階級で呼び合っていました。
これからは連邦の同じ部隊で戦う。つまり彼らに追いついて同じ立場になれたのです。そうしてようやくレーナは再会した全員の名前を呼ぶことができました。
小説では表せられないカメラワークが素敵でした。
ボックスへ入れれない似顔絵
レーナによるエイティシックスたちの似顔絵は、亡くなったらガラスケースに大切にしまわれていました。
しかし、レーナは最後の最後までスピアヘッド戦隊の5人の似顔絵を手放せません。レーナに戦う決意をさせてくれた特別な人たち。生きていると信じたくて、お別れしたくなかったのか。全員生きててよかったね…
神絵師セオ現る
これからいよいよボーイミーツガールの感動シーンという直前、セオが3枚のイラストをファイドに見せます。
レーナがどんな人かを予想したイラストでしょう…!イラストの空白には英語圏のTally marks(正の字みたいなもの)で投票数が書かれていました。
- 白豚のレーナ:8票
- 白豚に乗って指揮をとるレーナ:15票
- シンを誘惑するレーナ:40票
投票したのは連邦軍の方たちでしょうか?!参謀長官とか喜んで投票してそうですね。
3枚目…シン鼻血を出してるんですが…。まさに神絵師。
手の影で描かれる「86」
再会を果たしたレーナとシン。最後に手が近づいて繋ぐのかと思いきや、手の影がタイトルの「86」となっていたのです。
粋過ぎるでしょう。エモい、好き。
エイティシックスの感想
22話で「まだ名乗れない、追いつくと言われたから」と言っていたシン。過去だけにとらわれずに前を向いて進むことができて、ようやくレーナに名乗ることができました。
死神と呼ばれるシンが初めて見せる穏やかな笑顔に感動の嵐です。人間の心を持っている人ならエイティシックスは感動しかありません。
理不尽な迫害を受け、とても残酷な世界観。そのなかでレーナと出会えたハッピーエンドは最高でした。
シンにとって「存在意義はいつだって自分以外」なのです。
(amazarashiのOPが世界観にぴったりでしたね)
エイティシックスはボーイミーツガールの最高峰でしょう。
アニメクオリティが高すぎたので、2期を期待しております。戦闘シーンがかっこいいので、もし映画化したら迫力満点でうれしいです。
アニメは原作1~3巻の内容
アニメ86-エイティシックス-の内容は原作の1~3巻です。短編集である10巻のエピソードが少々。
最終回では4巻からの新キャラの1人がチラッと出ていました。
4巻からはシンとレーナが再会してからのストーリーです。ついに共闘がはじまるので、続きが気になる方はぜひチェックしてみてください。
アニメオリジナルが多いので、1~3巻を読んで違いを楽しむのもいいですよ。
つまり!全部!!読め!!!
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